ロボット手術/腹腔鏡手術センター

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ロボット手術/腹腔鏡手術センター

センター長 石崎淳司
センター長 石崎淳司

センター長自己紹介

私は2016年3月よりダヴィンチ手術に関わり、現在まで約800件の執刀を行い、手術指導を含めると1000例以上のダヴィンチ手術に関わっております。
私たちの行なっているダヴィンチ手術は、手術時間の短縮、合併症の軽減を目的とするだけでなく、da Vinciの特性を最大限に活かした手術を目指しています。
また手術の前には、十分な時間をかけて手術の説明を行い、安心、納得されて手術を受けていただけるよう心がけております。そして、よりよいダヴィンチ手術をより多くの患者様に提供できるよう日々努力を重ねております。

①前立腺全摘:前立腺がんにおいては適応・希望があれば積極的な勃起神経温存をしています。これは術後の失禁の早期改善・性機能維持・回復に有効です。
②腎部分切除術:腎がんにおいては可能な限りの腎温存手術(腫瘍がある側の腎臓をすべて摘出せずに腫瘍と周囲のみ切除)をします。これにより、大切な腎臓の機能を保つことができます。
③膀胱全摘:膀胱がんにおいては、膀胱の摘出はもとより時間をかけ尿路変更術を全てロボット支援で行っています。膀胱全摘は、大きな手術ですが、すべてを体腔内でロボットにて行うことにより体への負担を少なく(低侵襲に)することができます。
(これらはがんの状態により適応は変わりますので一度ご相談ください)

ロボット手術
ロボット手術

私たちのロボット支援手術への思い

-「人に優しいロボット支援手術を」多くの患者様に-

ロボット支援手術はもう珍しい方法ではなくなりました。多くの皆様にロボット支援手術を通じ患者様と安心のもとに泌尿器科がん治療を行っていきます。

1.術前の説明

納得して手術を受けていただくために、術前の説明は非常に重要と私たちは考えています。患者様の病気の状態、病気の治療における手術の位置づけ、なぜ手術が勧められるのか(手術を行うことによる良い点とリスク)、手術以外の治療法、手術の方法、起こりえる合併症、手術後のおおよその経過や入院期間を約1時間かけてわかりやすく説明いたします。

2.術後の不安のケア

手術を受けられた皆様は、手術後の傷の治り、摘出した病巣の状態(病理結果)、病気の再発など、手術後もいろいろな不安を感じると思います。特に病気の再発に関しては、薬物療法の進歩により多くの治療の選択肢があります。担当医や専門のナースが十分な時間をとって皆様の術後の不安に対応していきます。遠方から受診された患者様にはオンライン診療も利用し地元でも私たちが経過をフォローしてまいります。

3.術後の尿失禁と性機能

前立腺全摘後の術後の尿失禁・性機能低下は重要な問題です。尿失禁が少なくなるように、手術方法に常に工夫を重ねています。また当院は、性機能や男性更年期の治療に多くの患者様が受診され、他院で行っていない専門的治療も行っています。それらの経験を活かし術後性機能のリハビリ・治療のプログラムを用意しました。性機能のエキスパートが担当いたします。他院で手術された患者様もご相談ください。

4. 私たちは皆様をお待たせいたしません。

私たちは患者の皆様とご家族に寄り添います。
その第1歩が、患者の皆様やご家族のスケジュールや希望に沿って、お待たせせずに手術を予定していくことです。できる限り臨機応変、柔軟、迅速に治療を進めてまいります。

5.大学病院、がんセンター、近隣総合病院、専門病院との協力体制

ロボット支援手術は低侵襲な手術ですが、他の治療と同様に予期しない合併症が生じることもあります。そのときには、大学病院、がんセンター、近隣総合病院、専門病院との協力体制のもと迅速に対応いたします。

現在までの手術件数と内訳

2024年3月1日より開始し、最初の1年間で201例のダヴィンチ手術を行わせていただきました。2年目には231例とさらに多くの症例数となりました。よりよいダヴィンチ手術を多くの患者様に提供できるよう尽力いたします。

da Vinci手術 年間症例数 現在までの手術件数と内訳

ロボット(ダヴィンチ)支援手術とは?

1.はじめに

現在、泌尿器科領域を含め外科的手術としては鏡視下手術、ロボット支援下腹腔鏡手術が主流となってきております。これは、創部が小さい、出血が少ない、疼痛が少ないなど術中・術後合併症が少ない、癌であれば制癌効果が高いことなどが評価された結果です。
当院では2024年3月にダヴィンチ手術を開始しました。現在まで多くの患者さんに当院を選択していただき、手術を行なっております。現在道内では有数の手術件数の実績がある病院となっております。
そこで皆様に対し、①ロボット支援手術 ②鏡視下手術の特徴を分かりやすくまとめてみました。
このような手術が適応である患者様は、お気軽に来院、ご相談ください。

2.対象疾患

  • • 尿路悪性腫瘍(腎がん、腎盂・尿管がん、前立腺がん、膀胱がん)

  • • 副腎腫瘍

  • • 腎盂尿管移行部狭窄(腎盂形成術)

3.ロボット支援手術の実際と特徴

ロボット(ダヴィンチ)支援手術は、鏡視下手術と同様に患者様の体に小さな穴を開けて行う、傷口が小さい低侵襲の手術です。この術式は出血量が非常に少なく、術後の疼痛を抑え、機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避など、さまざまなメリットがあります。ダヴィンチは、術者の操作に従って内視鏡・メス・鉗子を動かして手術を行う内視鏡手術支援ロボットです。このダヴィンチは、いろいろな優れた点があります。

当院では前立腺がんに対し、術後のEDリカバリ外来を行なっております。
詳細は別頁参照ください。

前立腺がん手術後のリカバリープログラム

-手術後にもワクワクを!-

前立腺がんの手術(RARP)は、がんを取り除き排尿機能を守る優れた治療です。
一方で術後、「がんの手術をしたのだから」と性機能をあきらめてしまうケースも少なくありません。性機能は単なる性交渉の問題ではなく、「自分らしさ」とQOLそのものに関わるテーマです。そうです手術後にもワクワクは必要です!
三樹会泌尿器科病院のメンズヘルス部門 Men’s Peaks は、前向きな回復を支える「前立腺がんの手術RARP Recovery Program」 を提供しています。術前の説明から術後の治療開始まで、回復の好機を逃さず切れ目なく皆様の手術後の生活とワクワクと支えます。
二つの最新リングを軸にした、国内で当院だけの取り組みです。

主役は、2つのリング ― 当院だけの新しい選択肢

▶ Performance Ring

陰茎の根元をやさしく締め、海綿体の血液が逃げるのを防ぐことで、硬度アップ・中折れ防止をサポート。学会ではED薬併用で90%超の有効率を報告しています。

Performance Ring
Performance Ring 装着イメージ

▶ Tech Ring ― 勃起を「測る」新世代デバイス

Tech Ringはスマホ連動のwearable device で、睡眠中の自然な勃起(夜間勃起)を記録します。勃起機能の回復を客観的に追跡でき、神経回復の早期サインを捉える新しい可能性を拓きます。

Tech Ring とスマホアプリ
Tech Ring 装着イメージ

この Tech Ring用いた術後の夜間勃起の測定で、神経温存を行った患者様が術後1ヵ月で勃起反応が記録されています。その後この患者様は性交渉が可能でした。

片側神経温存症例の夜間勃起反応 術後1か月後 性交渉可能

腹腔鏡下手術について

現在腹腔鏡下手術は、副腎腫瘍でのみ行っています。他の手術はダヴィンチ手術で行っております。