診療項目

尿路結石症

尿路結石とはどんな病気でしょう?

尿路結石症は、腎臓でできた結石が、尿の通り道(尿路)につまり、尿の流れを妨げる病気です。結石の多くは、腎臓と尿管で発見されます。

一度治療しても再発しやすい病気です

3年で3人に1人が再発

5年で2人に1人が再発

10年でほぼ全員が再発

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尿路結石はなぜ痛い?

背中からわき腹にかけて激しい痛みが起こります。結石が腎臓にある間は、あまり痛みはありません。しかし結石が尿管に詰まり、尿の流れがせき止められ、腎盂・腎杯・尿管の尿路が拡張した状態(水腎症)になると、神経を刺激し強い痛みが起こります。
また血尿、発熱、吐き気、嘔吐を伴うこともあります。

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尿路結石の治療法は?

1.保存的治療(点滴など)

2.衝撃波による結石破砕手術

3.内視鏡的手術

4.開放手術:

結石の場所と大きさで治療方法が異なります。腎臓や上部の尿管に結石がある場合、体外衝撃波による治療(ESWL)を行うことが多く、結石が尿管の中部と下部にある場合は、経尿道的尿管結石砕石術(TUL)が標準的に行なわれます。また腎結石が大きい鋳型結石の場合では、背中から腎臓に管を通し治療を行う経皮的腎砕石術(PNL)が行なわれます。

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当院での結石治療について

三樹会泌尿器科病院では昭和59年(1984年)9月に日本で最初にESWL(体外衝撃波による治療)を導入し治療を開始いたしました。

特に腎臓結石や、上部尿管の結石に対して、現在まで約13,000例(年間約500例 *2009年1月現在)の症例に非侵襲的な治療を行っております。

また下部尿管結石に対しては尿管鏡を用い、経尿道的に結石を砕く手術(TUL)を年間約300例に対して施行しております。 このような伝統と経験に基づき、これらの治療法を単独、あるいは併用することにより、患者さんの早期退院を常に考慮し、治療を行っております。

当院での の年間手術件数

ESWL(体外衝撃波による治療)をする場合の実際

結石治療の一般的な治療経過と注意点

治療のゴールは、結石が体の外に出る事です

  1. 1回の治療では、結石が充分壊れない場合もあります。その様な場合、いくつかの治療を組み合わせて行なう必要があります。
  2. 通常、壊れた結石は少しずつ排石されますが、破片が腎・尿管に残っていることがあります。
  3. 壊れた結石が流れ出る途中で、再び尿管につまり、痛みや血尿が生じる場合もあります。
    そのような場合、破片を取り除く処置(手術)が必要な場合もあります。
  4. 壊れた結石が尿管に詰まった場合にも尿が流れるように、尿管ステントという細い管を入れておく場合があります。
  5. 結石が壊れたとしても、排石されるまでは治療は終わりません。根気強く経過を見てゆく必要があります。

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尿路結石とはどんな石(成分)?

シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムが80~90%を占めています。

なかでも圧倒的に多いのがシュウ酸カルシウムで、尿中のシュウ酸の増加が悪影響を与えます。表面がギサギサな形になるので、小さくても尿管に引っ掛かりやすく、排出されにくい特徴があります。

尿酸・シスチンなどレントゲン写真には写りにくい結石もありますが、 CT(断層写真)ではどんな種類の結石も写ります(小さいものは写らないことがあります)。

尿酸性結石は、痛風、高尿酸血症などの人がなりやすいのですが、これは尿をアルカリ性にすることで改善できます。

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尿路結石にならないために

こんなことに気をつけよう!食生活の注意点

  1. 水分を充分取りましょう
    食生活での心がけで最も注意したいのは水分の補給。結石は尿の過飽和状態が要因となるので、それを防ぐために水分の摂取は大切です。尿中のミネラルの濃度を低くするために、1日2㍑以上の尿量を保つようにしましょう。「夜作られる」と言われる結石の予防には夕食後の水分補給がポイント。また、汗をかいて尿量が減る夏も努めて水分を補給するようにして下さい。

  2. カルシウムをしっかりとりましょう
    尿路結石の約80%はシュウ酸カルシウムなどカルシウムを主成分としたものです。しかし結石予防のためには、カルシウムをしっかりとったほうが良いのです。カルシウムをしっかり取ることにより、結石成分の尿中への排泄を抑制してくれるからです。

  3. 脂肪は少なめに
    脂肪を多くとると腸内でカルシウムと結合し、本来シュウ酸と結合すべきカルシウムが減少してしまいます。このため、結石の成分が尿中に多く排出され結石ができてしまいます。カルシウムをしっかり、脂肪は控えめ、この2つが食事の基本です。

  4. 野菜を充分取りましょう
    マグネシウムが豊富な野菜を食べることで結石の形成を抑制することが出来ます。アルカリ性の野菜は体の酸性化を防ぎ、結石の抑制物質であるク工ン酸を作ります。ただし、野菜ばかりの食生活ではシュウ酸の取り過ぎにつながりますから1食1皿が目安。要はバランス良く食べることにつきます。ただし、ホウレン草、タケノコ、ナッツ頬はシュウ酸を多量に含んでいますから、茹でるなどの料理の工夫をしたいものです。

  5. 塩分・砂糖は控えめに
    砂糖は尿中のカルシウム濃度を上げ、結石の形成に一役買いますから、取り過ぎに注意しましょう。とくに、缶入りのソフトドリンクは約10%の砂糖とリン酸も含まれていますから要注意の飲み物です。塩分も尿中のカルシウムを増加させるので、なるべく控えるように心がけて下さい。

  6. バランスよく規則正しく
    偏った食生活や過食、運動不足になると結石が出来やすくなります。食事はバランス良く規則正しくを心がけ、肥満にならないように注意しましょう。例えば、朝や昼は軽くすませて、夕食にしっかり食べるという不規則な食べ方はタブー。夜食べたものが尿中に排泄されて尿中の濃度が高くなり、結石が出来る好条件になります。寝る直前の食事も同じ意味で厳禁。「結石は夜作られる」ことを肝に銘じておいてください。

 結石クイズ その1

結石予防のための水分補給
にはビールが適している


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アルコールを大量に飲むのは逆効果で、
逆に脱水状態になります。
ビールにはシュウ酸、さらには尿酸のもと
になるプリン体が多量に含まれています。
アルコールはワイン以外は酸性食品です。




 結石クイズ その2

コーヒーにはミルクを入れた
ほうが結石予防のためには良い


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シュウ酸を多く含む紅茶・コーヒーには、
カルシウムを含むミルクを入れると
シュウ酸とカルシウムが結合して
不溶性の結晶になり、
吸収されにくくなります。

結石が大きくならないうちに治療を受けましょう

結石は大きくなるほど治療が難しくなります。

発してしまった場合には、結石が小さいうちに治療しましょう。

ご不明な点は医師・看護師にご相談ください。

結石治療のことなら
日本の尿路結石治療をリードしてきた
三樹会泌尿器科病院へご相談ください。
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